結婚してすぐに、「アデライーダ」(「アデライーダ・イワーノヴナ・ミウーソフ」)は「フョードル」のことをただ軽蔑しているだけなのだということに気付いたのですが、遅すぎました。
彼女の実家の方は、さすがにもっと早くこの結婚が失敗であることを見抜いていました。
「フョードル」は、お金のことに抜け目がないので結婚してさっそく、彼女の結婚の持参金や嫁入り財産の不動産などの名義を、何やらしかるべき証書を作ったりして自分の名義に直そうとしました。
ちなみに持参金は2万5千ルーブルと書かれています。
これは、亀山さんの法則によれば、2千5百万円ですね。
こんなことですから、「アデライーダ」は「フョードル」のことをますます軽蔑し嫌悪します。
そして、なんと、彼女は男を作って出て行きました。
これも、「駆落ち」というなら二度目ですね。
相手は、貧しさゆえに一生を棒にふりかけていた師範出の教師。
その彼との遭遇についてもいろいろと深い事情はありそうですが、説明はありません。
「アデライーダ」は「自由」を求めて、そんなところまで行ってしまいました。
そして、この先、貧しいままに若くして死んでしまうことになるのですが、彼女の生き方についても小説ができそうです。
そして、この先、貧しいままに若くして死んでしまうことになるのですが、彼女の生き方についても小説ができそうです。
結局、彼女の残したのは、3歳の息子「ドミートリイ」(愛称「ミーチャ」)だけでした。
この子が、この物語でたいへんなことをやってしまうことになるのです。
この子が、この物語でたいへんなことをやってしまうことになるのです。
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