三 二度目の結婚と二人の子供
さて、この章は「イワン」と「アレクセイ」の紹介です。
その前に、またまた「フョードル」のこと。
以前にも彼は「俗物」「女にだらしがない」「お金のことしか能がない」「意地の悪い道化」「半気違い」「民族的な常識はずれ」「下らなぬ男」などと散々な評判でしたが、ここではさらに彼が、道楽をし、飲みもし、乱暴沙汰もしていたと新たな性格描写が付け加えられています。
しかし、このような「フョードル」でも、お金のことには抜目がなく、自分の資産の活用に心をくばるのを怠ったことは一度もなかったと言います。
ですから、ほとんどいつも卑劣な手口ではありましたが、仕事は常にうまく運んでいたと。
卑劣な手口で金儲けして、資産活用に目がないような人間は、当時のロシアではまだ数少なかったかもしれませんが、お金が神様となった現代ではうじゃうじゃいそうです。
話は、「ドミートリイ」が4歳で引き取られたあとすぐのことです。
「フョードル」は「ユダヤ人かだれかと組んで」ある仕事のためにある県に立ち寄りました。
そこで、知り合ったのが「ソフィヤ・イワーノヴナ」まだ16歳の清楚な少女です。
「フョードル」はさっそく結婚を申し込み、一度は身辺を調査されすげなく断られましたが、いろいろと事情があって結局結婚したのです。
この身辺調査はたぶん将軍夫人が行ったものでしょうが、どういう結果だったのでしょう。
これは、全く書かれていませんが、その内容は「ソフィヤ・イワーノヴナ」にどのように伝えたのでしょう、そして、彼女の反応はどんなものだったのでしょう。
この身辺調査はたぶん将軍夫人が行ったものでしょうが、どういう結果だったのでしょう。
これは、全く書かれていませんが、その内容は「ソフィヤ・イワーノヴナ」にどのように伝えたのでしょう、そして、彼女の反応はどんなものだったのでしょう。
それはともあれ、二度目の結婚は8年間続きました。
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