2016年5月31日火曜日

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ここからしばらく「アリョーシャ」の性格分析が続きます。

羅列してみます。

1 人々を愛し、終生、人間をすっかり信じきって暮らしているように見えた
2 しかし、彼をお人よしと見なしたり、単純な人間と見なす人はいなかった
3 終生、彼は人を裁いたり、批判したりしないと感じさせる何かがあった
4 自分がつらくても、すべてを赦しているようだった

彼はこういった性格だったので、若いころから「だれひとり彼をおどろかすことも、怯えさせることもできぬほどの域にまで達し」ていました。

誰もがこうでありたいと思うほどの人格者で、誰からも好かれるタイプですね。

ここまでは抽象的な性格描写ですが、この後からそれらの具体例が述べられ、それを知ると彼のすばらしい人間性がより深くわかります。


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