ロシアで、とだえていた長老制度がふたたび復活したのは、偉大な苦行者の一人パイーシイ・ヴェリチコフスキー(訳注 一七二二-九四。偉大な長老)と、その弟子たちによってです。
このあたりのことをネットで調べ、コピペします。
「二十世紀初頭まで続いたペテルスブルグ帝国の退廃期は、教会にとっては霊的再生の時代でした。修道者たちがまず、伝統的な正教の源泉に目覚め始めました。モルダヴィアの修道士、パイーシイ・ヴェリチコフスキー(†1794)はアトス山へ巡礼し、ロシヤに「フィロカリア」の珠玉の言葉を持ち帰りました。彼は、このフィロカリアの抜粋集を教会スラブ語に翻訳したのです。この彼の働きをきっかけに、「スターレツ」(長老)とよばれる霊的指導者の伝統がロシヤに植え付けられ、十九世紀のオプティナ修道院で見事に花開きました。」
しかし、百年近くをへた今日でさえ、存在しているのはごく一部の修道院だけで、時にはロシアではかつてきいたことのない新制度として、迫害されることもあったそうです。
作者も書いていますが、長老制度がロシアで特に栄えたのは、有名なコゼーリスカヤ・オープチナ修道院だそうです。
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