東方全体では、特にシナイやアトスなど、正教の長老制度の歴史は古くて、千年も昔から存在しているそうです。
シナイに訳注があり(シナイ半島の山。ここの修道院で十九世紀半ば、ギリシャ語聖書の写本が発見された)とあります。
アトスにも訳注があり(マケドニア海岸からエーゲ海に突きだした半島にある山。ギリシャ正教会の拠点で、聖なる山とよばれる)とあります。
調べますと、(シナイ半島の山)というのは、出エジプト後ヘブライ人らはシナイ半島へ渡って、シナイ山でモーセがで十戒を授かったとされています。麓には、337年にコンスタンティヌス帝の母ヘレナによって創建された聖カトリーナ修道院があるそうです。(ギリシャ語聖書の写本)とは、『シナイ写本』といわれ、4世紀ごろのものと考えられており、1844年にモーゼの出エジプトの故事にゆかりの深いシナイ山の聖カテリナ(カタリナ)修道院でコンスタンティン・フォン・ティッシェンドルフによって発見されたとあります。そして、ロシア皇帝に献上されたが、ロシア革命後、1933年にソビエト連邦から売却され、大英博物館に所蔵されているそうです。
一方、アトスについての「Wikipedia」の情報です。「ギリシャ国内にありながら同国より治外法権が認められ、各国正教会の20の修道院・修道小屋(「ケリ」と呼称される)によって自治がおこなわれる共和国である。首都はカリエス。ギリシャ共和国では正教会の一員たるギリシャ正教会が主要な宗教であるが、アトスでは正教会で第一の格式を持つ総主教庁であるコンスタンディヌーポリ総主教庁(コンスタンティノープル総主教庁)の管轄下にあり、現在も中世より受け継がれた厳しい修行生活を送る修道士が暮らす。こんにち、約2,000人の修行僧が女人禁制のもと、祈りと労働の生活を送っている。」とあります。絶壁のそそり立つ修道院が有名です。
アトスの修道院については、村上春樹の紀行文で読んだとこがありますが、記憶が薄れていますのでもう一度読んでみましょう。
→ということで、『雨天炎天』(村上春樹著)を読んでみました。(ギリシャ編)と(トルコ編)に分かれており、読んだのは(ギリシャ編)のみです。これは、1988年に作者とカメラマンと編集者の3人の旅です。一応、日本を代表する作家の紀行文ではありますが、少し期待して再読したのがいけなかったのか、残念な内容です。
アトスの修道院については、村上春樹の紀行文で読んだとこがありますが、記憶が薄れていますのでもう一度読んでみましょう。
→ということで、『雨天炎天』(村上春樹著)を読んでみました。(ギリシャ編)と(トルコ編)に分かれており、読んだのは(ギリシャ編)のみです。これは、1988年に作者とカメラマンと編集者の3人の旅です。一応、日本を代表する作家の紀行文ではありますが、少し期待して再読したのがいけなかったのか、残念な内容です。
以上、シナイやアトスなど調べれば調べるほど興味がつきませんが、『シナイ写本』の一部を下にコピーして終りにします。
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