「黙りなさい!」と「ドミートリイ」が叫びました。
そして、自分の前で高雅な令嬢を汚すようなことはやめてください、あんたなんぞが口にするだけでもあの人にとって恥辱なんだから、自分は許しませんよ、と。
「ドミートリイ」はそう言って息をあえがせました。
「フョードル」は、むりに涙をしぼりだしながら、感傷的な口調で「ミーチャ!ミーチャ!」と叫びました。
そして、「それじゃ、親の祝福は何になるんだ?わたしが呪ったら、そのときはどうなる?」と。
私は、宗教的なことがわからないので、この「親の祝福」と「呪う」とのことがさっぱわかりません。
「恥知らずの偽善者め!」と、「ドミートリイ」は狂ったようにどなりつけました。
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