再び「ミウーソフ」と「フョードル」との掛け合いです。
「いとしい親戚のミウーソフさん」」と言われた「ミウーソフ」は、自分はあんたの親戚なんぞじゃないし、一度だってなったおぼえはない、下劣な人だ!、と言います。
「フョードル」は、自分がそう言ったのは、あんたを怒らせるためにわざと言ったんだ、あんたが親戚付合いを避けるもんだから、しかし、あんたがいくらごまかそうとしても、やっぱり親戚であることは変らない、教会の暦で証明してあげようか、と言います。
詳しいことはわかりませんが、これは「ミウーソフ」が「ドミートリイ」を引き取った際の法的手続きを根拠にしているのでしょう。
そして、「フョードル」は続けて「イワン」に、お前さんには適当な頃合いに迎えの馬車をよこすから、残りたかったら残るといい、と言い、「ミウーソフ」に、あんたは「礼儀から言っても、今から院長さんのところへ出向いて、われわれが向うでさんざ失礼をはたらいたことをお詫びせにゃなりますまいが・・・」と言いました。
「ミウーソフ」は、「あなたが帰るってのは、本当ですか?嘘じゃないでしょうね?」と言いました。
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