「アリョーシャ」が入っていったとき、食事はもう全部終って、ジャムとコーヒーが出ていました。
「フョードル」は食後、甘いものといっしょにコニャックをやるのが好きでした。
「イワン」もやはり食卓について、コーヒーを飲んでいました。
召使の「グリゴーリイ」と「スメルジャコフ」はテーブルのわきに立っていた。
主人たちも召使も、見るからに、並みはずれて快活な生気に包まれているようだった。
「アリョーシャ」はまだ玄関にいるうちから、かねて馴染み深い、甲高い父の笑い声を耳にして、その笑いからすぐに、父がまだまったく酔っておらず、上機嫌になっているだけだと結論した。
教会から引き上げるときは、「フョードル」も「イワン」もかなり気まずい雰囲気でしたが、ここではもう陽気になっているのは意外でした。
酒のせいでしょうが、「フョードル」の気分転換はすばやいですね。
召使たちは食事中ずっとテーブルのわきに立っているのでしょうか。
「アリョーシャ」が「フョードル」の笑い声だけでまったく酔っていないと判断したということろは、読者の想像力が広がります。
しかし、この食事は教会でとりそこねた遅い昼食だと思うのですが、何時ごろでしょうか。
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